会長によるWXBCのご紹介
気象は、社会・経済活動の様々な意思決定、業務プロセスに大きな影響を与えています。
近年の IoT、人工知能(AI)、ビッグデータ等に関する技術の発展により、多様な産業界において、データを収集・分析する基盤が整いつつあります。これらのデータと多様かつ膨大な気象データを比較し、高度に分析することで、意思決定や業務プロセスを改善し、生産性を向上させることが期待されております。
こうした中、多様な産業界における気象データの利活用を一層推進するとともに、IoT・AI 技術を駆使し、気象データを高度利用した我が国における産業活動を創出・活性化するべく、「気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC)」が平成29年3月に設立されました。
本コンソーシアムでは、先進的気象ビジネスモデルの創出や、気象ビジネスを推進するための人材育成等の環境整備等の取組を通じて、社会・経済活動の生産性を一層向上できるよう、積極的に活動しております。
会長からのメッセージ
東京大学大学院情報学環 教授 越塚登
気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC)は、多様な気象データを高度利用し、様々な社会課題の解決や産業創出・活性化を目指すために、2017年3月に設立されました。2023年2月末時点で会員数は1200以上と、産官学の多くの皆様にお集まりいただき、またご支援ご協力をいただきながら、盛んに活動を行っています。
現在、こうした目的を実現するためには、気象データの使い方に関して技術的にもサービス的にも熟知した高度専門人材を育成すること、また気象データを利活用した新しいビジネスを生み出して行くことが重要だと考えています。そこでWXBCでは2つのWGとして、新規気象ビジネス創出WG(座長:村上文洋)と人材育成WG(座長:田原春美)を設置し、多くのセミナーやフォーラム、コンテスト等を積極的に開催しています。
引き続き、産学官の多くの皆様のご支援ご協力をいただきながら、活動を活性化させていきたいと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。