気象データの利活用事例集(WEB版)

凍結防止剤最適自動散布システム(ISCOS)

企業・団体名

取り組み概要

本取組では、株式会社ブリヂストンが開発したタイヤ内部の加速度センサによって路面状態を判別するシステム(CAIS)から得られた路面判別データを基にして、凍結防止剤の最適な散布量を把握する。また、凍結防止剤自動散布装置により散布区間・散布量を自動制御することで路面状態に応じた自動散布を実現した。このような技術は世界初の導入である。平成29年度には、北海道支社管内の雪氷基地への導入を目指している。

対象者

自社

利用している気象データ

凍結、湿潤等の路面状況

この取り組みの効果

凍結防止剤の使用量が削減され、道路構造物等への影響を最小限にする効果がある。平成27年度実績では、導入した雪氷基地において約10%の使用量が削減された。
また、路面状況の把握・判別の自動化やそれによる熟練者を必要としない体制構築、散布車両のオペレーターの作業負担軽減などにより、生産性の向上にも寄与することが期待される。

参考となるHP公開情報等

東日本高速道路株式会社 プレスリリース
http://www.e-nexco.co.jp/pressroom/data_room/regular_mtg/pdfs/h28/1026/02.pdf