気象データの利活用事例集(WEB版)

魚の生育環境を可視化する「スマートルアー」

企業・団体名

取り組み概要

IoTセンサ内蔵ルアーで取得した水中環境情報および、気象環境データをもとに、スマートフォンアプリを使って「魚が暮らしている環境」の可視化を行う。水中環境や気象環境と釣果のデータを組み合わせて分析することで、釣り人の作戦づくりを支援する。

対象者

釣り人

気象データを利用した背景・経緯

魚の居場所には水温や明るさなどの気象条件に基づく要因が大きいため、釣り人にとって逐次環境情報を得られることが釣り行為に非常に重要な情報となる。

利用している気象データ

天候(明るさ)、水温、潮汐

気象情報以外で利用しているデータ

釣りの日時、ルアーをキャストした位置、濁りの状況、ヒット数、ルアーの動き

この取り組みの効果

水中環境や気象環境、釣果のデータを組み合わせて分析することにより、釣り人が望む条件に近い釣行スケジュールを立てることができ、釣行記録をもとに今後の釣りの戦略アーカイブとなる。

その他(気象データの利用にあたり工夫した点、困った点など)

釣りの行為において、気象データは、気温、水温、天候など単体のデータだけでは任意の地点の釣果に紐づく有効なデータを提示することが難しい。本事業では、センサ内蔵ルアーがセンシングする水中データと気象データを蓄積し、解析することで、釣りにとって有用な情報の提供を目指している。