ボートレースにおける気象データの活用
企業・団体名
取り組み概要
ボートレース場で気象観測を行い、観測データを運営管理者やファンに提供する。IoT技術をいち早く導入し、ファンの関心事のひとつである水面気象をライブで配信し、データを収集した。
対象者
ボートレース関係者、ボートレースのファン
気象データを利用した背景・経緯
ボートレースは水面の気象コンディションに大きく左右される競技であるため気象観測データが重要である。例えば、追い風が吹くとターンマークに波が溜まり水面が不安定になることや、湿度や気温がモーターの出力に影響を与えることが知られている。
利用している気象データ
気温、湿度、風向、風速、気圧の観測データ
気象情報以外で利用しているデータ
競技成績
この取り組みの効果
コース上の水面気象情報をリアルタイムで映像化した。全国24場の気象ネットワークを構築、一元化管理、運用コストを低減した。観測データ・競技成績の分析によって、売上減の要因のひとつであるフライングが起こりやすい気象条件を分析した。
WXBCの活動との関連
- ボートレース水面周辺での観測における様々な制約、放送運用という高い精度が求められる条件で安定的な運用を実現するため、データ通信、ノイズカット、死活監視、遠隔による迅速な復旧等に工夫を行った。
- 競技成績から発走時間を特定し、気象観測データと突合、膨大なレコードから解析を行った。
- 競技分析は様々行われているが、気象を組み込んだものはこれからの分野。
参考となるHP公開情報等
リアルタイム気象の可視化がスポーツの世界を変える!(株式会社スポーツウェザーHP)
http://www.sportsweather.co.jp/dc/index.html