太陽光発電モニタリングシステムでの気象データの活用
企業・団体名
取り組み概要
IDEC株式会社が一般ユーザー向けに提供する太陽光発電モニタリングシステムにて、日本気象株式会社が提供する気象データが活用されています。
本システムでは、気象と各家庭での電力消費量や太陽光発電の発電量の関係を可視化しユーザーが確認できるようにしています。
発電量と気象データを可視化することにより発電量の見通しが立ち、翌日の売買電の目安となります。
また、発電量の減少時にそれが気象によるものか、または太陽光発電システムの故障によるものか等の特定に役立ちます。
対象者
電力事業者、一般ユーザー
気象データを利用した背景・経緯
発電量や電力消費実績は、気象と密接な関係があるため。
利用している気象データ
短期予報(気温、降水確率、エリア全域の天気予報など)
気象情報以外で利用しているデータ
発電量や電力消費実績
この取り組みの効果
太陽光発電システムの発電量と合わせて設置エリアの気温、天気予報が確認できるため、遠隔地においても発電量の増減理由やシステム不具合確認ができるようにしてあり、ユーザーからも一定の評価を得ており効果的であると判断しています。
その他(気象データの利用にあたり工夫した点、困った点など)
太陽光発電システムの発電量が少ない時に設置エリアの天気予報や気温を確認することができたため、天候による発電量への影響であることがわかり、システムの故障でないとの判断につながりました。
太陽光発電システムの発電予測や確認において、発電システムの各設置エリア周辺の天気、気温、降水確率情報を利用できることがIDEC株式会社のモニタリングシステムに適合しています。
気象データには様々な種類が存在するため、日本気象株式会社から十分な説明を行ったうえで、本サービスに最適なデータを選定しました。
参考となるHP公開情報等
[IDEC株式会社]
http://www.solar.idec.com/
[日本気象株式会社]
https://n-kishou.com/corp/service/natural-energy/smart-energy/case/4.html