気象データの利活用事例集(WEB版)

人工知能による需要予測サービス

企業・団体名

取り組み概要

感性を解析するパーソナル人工知能「SENSY」を活用した小売向けの需要予測ツール「SENSY MD」は、アパレルメーカーに導入され、数十万アイテムの売上をアイテム単位で予測し、商品発注・仕入などのMD(マーチャンダイジング)計画を最適化している。外部からの情報の1つとして気象情報を利用している。

対象者

アパレルなどのメーカー、百貨店、スーパー・コンビニエンスストアなどの小売

気象データを利用した背景・経緯

気象状況が人間の購買活動に影響を与えるため。

利用している気象データ

今日・明日の天気予報、週間天気予報

気象情報以外で利用しているデータ

店舗・商品・販売情報、カレンダー

この取り組みの効果

過剰在庫のアラート表示、在庫切れ予測からの追加発注プラン提案により、在庫の適正化が図られている。

その他(気象データの利用にあたり工夫した点、困った点など)

  • APIで取得する天気情報が随時更新されるため、実行タイミングによって結果が異なることがある点に気をつけた。本来、使い方としては、AI学習後は予測結果が変わらないでほしいが、天気情報が更新されるとAIによる予測結果がタイミングによって変わってしまう。このため最新の天気情報ではなく、はじめに取り込んだ天気情報をDBに保管しデータ利用している
  • 導入当初、天気データに一部欠損が生じ、API経由の取り込みバッチ処理が失敗したことがあった。欠落値は平年値で埋めるよう工夫した。

参考となるHP公開情報等

人工知能による需要予測サービス(YuMake合同会社HP)
https://www.yumake.jp/work/sensy/