気象データの利活用事例集(WEB版)

多言語災害情報配信サービス「防災クラウド」

企業・団体名

取り組み概要

多言語で災害情報を配信するサービス。この情報をアプリやサイネージ等に表示させることで、訪日外国人が災害弱者になることを防ぐ効果が期待される。対応言語は日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語。

対象者

訪日外国人、一般市民、事業者

気象データを利用した背景・経緯

訪日外国人が年々増加し多言語化が求められる中で、災害対策における多言語化が進んでいないと感じていた。また、2014年から運用している外国人旅行者向け災害時情報提供アプリ「Safety tips」で配信している情報について、事業者からの需要が多くなり、2017年から情報配信サービスを開始した。

利用している気象データ

地震、津波、火山、天候、気温など

気象情報以外で利用しているデータ

+ソナエ(オリジナルの防災コンテンツ)

この取り組みの効果

スカパーJSAT株式会社様の訪日外国人向け海外チャンネル配信アプリに導入され、「訪日外国人の不安解消につながる」との声をいただいた。
株式会社電通様とサイネージ向け災害・防災チャンネル「City Watch」を共同開発した際、防災クラウドを活用した。西日本豪雨で被災した地域の一部で実証実験を開始した。常に防災知識や災害情報を表示させるほか、プッシュ通知で即時に災害発生を知らせることもでき、好評をいただいた。

その他(気象データの利用にあたり工夫した点、困った点など)

多言語での情報配信はインバウンドに携わる事業者の課題になっているようで、お声掛けいただく機会が増えた。

参考となるHP公開情報等

多言語災害情報配信サービス 防災クラウド(アールシーソリューション株式会社HP)
https://www.rcsc.co.jp/bousai-cloud